●治験例(6) アトピー性皮膚炎

 

40代女性。職業;障害者指導員
身長165cm,体重55kg お酒:×,タバコ:×
【悩み】
15年前から全身にヒフ症状が出始めた。その後5年間悪化し続けたが、それ以降は良なったり、悪くなったり。現在に至る。

【視診・問診・検査】
 現状は写真(左)の通り(最も症状が悪い部位は手のヒラ)。仕事が徐々に忙しくなってきた。その間合計、6度の引越あり。現在、皮膚科、歯科に通院中。ステロイド、抗アレルギー剤を服用中。
これまでの病気・ケガ;中耳炎、ぜん息、交通事故によるムチウチ、左膝のじん帯捻挫。(40年前の)出産時、鉗子(かんし)分娩()だった。

 
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日常生活;不満はない。仕事も充実感あり。
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趣味・運動;エアロビクス、ヨガ(週2.3回)。

 →横隔膜の状態良好。内臓には適度な刺激が日々、

  加えられていると考える。
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食生活;部屋の掃除、食事のバランスには気を使っている。

 ペットは飼っていない。家/職場とも公害地域ではない。
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治ったら何をしたいか?;「楽になるかな・・」と。

 →何かから逃避する理由としての発症とは考えにくい。
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眼瞼痙攣(ガンケンケイレン:まぶたの痙攣のこと):(+

 →ストレス状態のことが多い。
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舌診;先端部にやや歯痕あり。舌質はやや紫色。
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稼動域検査(Range of Motion);頚部に左回旋、右側屈制限あり。
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経絡(ツボ)検査;左腎経が実(+)。

 
)鉗子分娩について
 鉗子とは、2枚のへらを組み合わせてあるハサミのような器具のこと。陣痛が弱いなど難産の場合、これを使ってで赤ちゃんの頭を引き出す。赤ちゃんをすぐにでも出してあげないと、命が危険になってしまうため。

【方針】
 問診より、公害・不衛生といった外部要因による発症は考えにくい。そこで内部要因、体内の【免疫機構】の何らかの問題と考える。体内の【免疫】組織は、
小腸(パイエル板)に多い、と考えられている。当然、食べ物が体内に吸収されるのは大半が小腸である。そのため、人体にとって害になるもの(輪ゴムの誤飲やばい菌など吸収していけないもの)かどうかを判断する機能がここ(小腸)にないと困る。害になるものまで体内に吸収してしまうと、もっと大変なことになってしまうため。

【施術】(現在6回目。およそ一週間隔で。一回当り施術45分)
そこで一回目はまず、オステオパシー療法による「小腸マニピュレーション」法を行う。

2回目(1週間後);ほとんど変化なし。
そこで今回は、小腸(内臓全般)の司令塔である脳の問題、と考えた。内蔵は自律神経(交感/副交感神経の切替)によって支配されている。走るとき(交感神経優位)は心臓の拍動を促進し、一方食べるとき(副交感優位)は胃の働きが活発になる。小腸も同様、このバランスが乱れると
機能低下、および機能亢進(過剰・過敏)になってしまう。原因はいろいろあるが、ストレスによることが多い。

 
 今回は、前回の「小腸マニピュレーション」法、プラス「頭蓋仙骨療法」を実施。これにより、先程の
自律神経(交感/副交感神経の切替)の障害を回復させ、症状の変化がどれだけみられるかを検証することにした。

3回目(三日後);「ヒフの調子がいい」と。
「関西への出張の翌日でも、疲れ方が違う(元気でいられる)」と。
好転しているため、同様の施術を続ける(現在も継続中)。

【分析】
 症状の経過を見つつ、少しずつ間隔を空けて施術を行う。
いずれは卒業=自己治癒)できる様になるように。現在1ケ月半経過。今回は、17日間あいだを空けた。その間出張など多忙のため、途中非常に悪化した。次回は間隔を1週間に戻すことにした(写真右)。

【指導】
◎ 腹巻き
 (冷えによる内臓、特に小腸の機能を損なわないように)
◎ 頑張りすぎない
 (気持ちが行き過ぎると、脳自体に負担がかかりすぎる。その結果、完治までより時間がかかってしまう。これまで長期間かかったのだからゆっくりと、という気持ちで)

※ 注意:この【施術】法は万人向けではありません。
 ⇒ このように当院では、個々人に合わせて【施術】法を選択しますので、施術前には必ず【問診】【検査】そして、【施術】法の確認(説明・合意)を行います。
   
この内容についてご不明な点は、電話などでお尋ねください。
症状の悪化を未然に防ぐために、医療機関でのレントゲン/血液・尿検査も併用しています。

 

       代表☎: 0877-24-3590  メール: nouserapi@ybb.ne.jp 

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